品質管理はきつい?実体験をふまえて解説

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品質管理の仕事について、楽と感じるか、きついと感じるかは人それぞれだと思います。

とはいえ、実際に働いてみて「合わない」と感じてしまうと、その時間がもったいないのも事実です。
そこで今回は、私自身の経験をもとに「向いていない人の特徴」を紹介します。

なお、私が経験したのは医薬品の品質管理のため、食品や工業製品、企業によっては異なる点もあると思いますが、一つの参考として見ていただければと思います。

結論として、短い社会経験ではありますが、医薬品の品質管理を経験した私自身は「ややきつい」と感じました。


品質管理をきついと感じた理由

私が品質管理の仕事をきついと感じた理由は、主に以下の3つです。

① 1つのミスによって仕事量が膨大になるため、常にプレッシャーがある
② 試験で異常が発生した際の対応が大変(主に試験責任者が対応)
③ 各部署からの依頼が多く、業務量が増えやすい

① 1つのミスによって仕事量が膨大になるため、常にプレッシャーがある

これは②の内容にも関わってくるのですが、私がいた前職では試験中に異常な結果が出た場合、ラボエラーや単純なミスであっても関係なく、必ずCAPA対応を実施していました。

CAPAとは、問題の原因を特定し、再発防止まで行う一連の対応のことです。

CAPA = Corrective Action(是正措置)+ Preventive Action(予防措置)

つまり、起きた問題を修正するだけでなく、二度と同じことが起きないようにすることが目的です。

具体的には、

  • 異常結果の原因調査(聞き取り・記録確認など)
  • 是正措置の実施
  • 追試験(再試験)の実施
  • 予防措置の検討・対策の実施

といった流れで対応していきます。

このように、たった1つのミスでも対応が一連の業務として発生するため、仕事量が膨大になりやすいのが特徴です。

細かい内容は②でも触れますが、どんなに小さなミスであっても基本的にはこの対応が必要になるため、常に「ミスが許されない」というプレッシャーを感じやすく、それがストレスにつながる人もいると思います。(※会社によって運用は異なる場合があります)

また、予防措置によって試験方法や手順が厳格化されることもあり、結果として自分だけでなく、周囲の業務負担も増えてしまうケースがあります。

この積み重ねが、品質管理の“きつさ”につながっていると感じました。

② 試験で異常が発生した際の対応が大変(主に試験責任者が対応)

①でも触れましたが、異常が発生した場合は、

  • 原因追究
  • 是正措置
  • 追試験(再試験)
  • 予防措置

といった一連の対応を基本的に実施します。

この中でも、試験以外の対応は主に試験責任者が担当することが多く、負担が大きいと感じました。


特に大変なのが、CAPA(是正措置・予防措置)の対応です。

実際に試験を担当した人から話を聞きながら対策を考えていくのですが、
内容に納得性がないと差し戻しになることも多く、何度もやり直す必要がありました。


また、文書作成として

  • なぜ問題が起きたのか
  • 試験結果は最終的にどうなったのか
  • どのように改善するのか
  • 今後再発しないための対策

などをまとめ、上長や品質保証部門へ提出します。

そして、一度で通ることは少なく、提出と修正(再提出)を繰り返すことが多いのも大変なポイントでした。


私自身、この業務が特にきついと感じていました。

原因を突き止めるために、ミスの聞き取りを行う場面もあり、
正直なところ「事情聴取のようだ」と感じてしまうこともありました。

また、自分がミスをした場合には、周囲に迷惑をかけてしまったという気持ちが強く、精神的にも負担を感じることがありました。


一方で、

  • 分かりやすい報告書を作成する力
  • 原因を論理的に特定する力
  • 再発防止策を考える力

といったスキルが身についた点は、良い経験だったと感じています。

このように、責任の重さと業務量の多さが重なり、品質管理の“きつさ”を感じる大きな要因の一つだと感じました。

③ 各部署からの依頼が多く、業務量が増えやすい

品質管理部門は、実際に業務をしていると、ほとんどの部署と連携を取る必要があると感じました。

例えば、

  • 生産管理課:原料対応や出荷に関する確認
  • 生産課:製造品の品質に関する調査
  • 品質保証課:クレーム対応やCAPA対応

など、さまざまな部署と関わる機会があります。


これらはあくまで一例ですが、
実際にはトラブル発生時の品質調査依頼や、クレーム対応に伴う追加試験、さらには新規試験の依頼なども発生します。

そのため、

常にどこかの部署から依頼が来る状態になりやすく、業務量が増えやすいのが特徴です。


また、それぞれの部署で求めている内容や優先度も異なるため、

  • 急ぎの対応が重なる
  • スケジュール調整が難しい
  • 自分の業務が後ろ倒しになる

といった状況になることもあり、負担に感じることがありました。


もちろん、会社によって体制や業務分担は異なりますが、
多くの品質管理部門で共通して起こりやすいポイントではないかと感じています。

このように、複数部署との調整業務が重なることで、想像以上に業務量が増えてしまう点も、品質管理の大変さの一つだと感じました。

まとめ〜品質管理はきつい?実体験から感じたこと〜

改めて、私が品質管理の仕事できついと感じた理由は以下の3つです。

① 1つのミスによって仕事量が膨大になるため、常にプレッシャーがある
② 試験で異常が発生した際の対応が大変(主に試験責任者が対応)
③ 各部署からの依頼が多く、業務量が増えやすい


品質管理の仕事は会社によって異なりますが、

  • 対人コミュニケーション力
  • 文章作成力
  • 正確な作業力(単純作業・繊細な作業)
  • 問題解決力

など、さまざまなスキルが求められるため、大変だと感じる場面は多いと思います。


一方で、それらの経験を通じて自身のスキルアップにつながる仕事でもあると感じています。

実際に私自身も、現在は品質管理(品質保証)の職に就き、製品の品質を安定・向上させる仕事に携わっています。


どんな職種にも大変な部分はありますし、
私が経験した職場が他と比べてどの程度大変だったのかは分かりません。

それでも、本記事の内容が
「品質管理の仕事を目指す方」「続けるか悩んでいる方」にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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