転職では「未経験歓迎」という求人を見かけることがあります。
私自身も、これまで医薬品メーカーで生産・品質管理の仕事をしてきましたが、転職して現在は工業製品メーカーで品質管理・品質保証の仕事をしています。
職種としては共通する部分があるものの、業界や製品、仕事の進め方は大きく異なります。
そのため、私自身も転職した当初は「今までの経験がどこまで通用するんだろう」と感じていました。
実際に働いてみると、未経験の仕事でもすぐに活躍できる人には、ある程度共通する特徴があるように感じます。
今回は、私自身が転職して感じたことをもとに、未経験の仕事でも通用する人の特徴について紹介していきます。
①分からないことを素直に聞ける
未経験の仕事なのだから、分からないことがあるのは当たり前です。
それなのに、
「こんなことも知らないと思われたくない」
「前職ではできていたのに」
と考えてしまうと、分からないことを聞けなくなってしまいます。
しかし、これは未経験で仕事を覚えるうえではかなり大きなマイナスだと思います。
分からないことを分からないまま進めてしまうと、後になって大きなミスにつながる可能性もあります。
逆に、
「ここが分かりません」
「この場合はどうすればいいですか?」
と素直に聞ける人は、仕事を覚えるスピードも早くなります。
もちろん、何でもかんでも聞けばいいわけではありません。
まず自分で考えて、それでも分からない部分を質問する。
この姿勢が大切だと思います。
未経験だからこそ、「分からないことを聞くことは恥ずかしいことではない」と割り切ることが重要です。
②前職の経験をそのまま使おうとしない
未経験転職で意外と重要なのが、前職のやり方に固執しないことだと思います。
前職で長く働いていると、
「こうするのが普通」
「このやり方の方が効率がいい」
という自分なりの基準ができています。
しかし、会社が変わればルールも変わります。
ましてや業界が変われば、仕事に対する考え方そのものが違うこともあります。
私自身、医薬品業界から工業製品業界に転職して、品質管理に対する考え方の違いを感じることがありました。
最初は、
「前の会社ではこうしていたのに」
と思うこともあります。
ただ、それをそのまま現在の会社に当てはめても上手くいくとは限りません。
まずは現在の会社のやり方を理解する。
そのうえで、
「前職のこの経験は使えるかもしれない」
という形で活かしていく方が、周囲からも受け入れられやすいと思います。
経験は武器になりますが、経験に固執すると逆に足かせになる。
これは未経験転職をして感じたことの一つです。
③素直に受け入れることができる
未経験の仕事では、自分より年下の人から仕事を教えてもらうこともあります。
前職ではある程度の経験があったとしても、新しい会社では新人です。
そのため、
「前の会社ではもっと上の立場だった」
「自分の方が年齢は上なのに」
といったプライドを持ってしまうと、仕事を覚えるのが遅くなってしまいます。
逆に、
「教えてもらう立場なのだから教えてもらおう」
と素直に受け入れられる人は強いと思います。
未経験転職では、一度新人に戻るくらいの気持ちがちょうどいいのかもしれません。
もちろん、これまでの経験を捨てる必要はありません。
教えてもらったことを吸収しながら、自分の経験と組み合わせていく。
それができる人は、時間が経つにつれてどんどん強くなっていくと思います。
④前職の経験を応用できる
「前職のやり方に固執しない」と矛盾しているように見えるかもしれません。
しかし、前職の経験を捨てる必要もありません。
むしろ未経験転職で評価されるのは、こうした「応用力」なのではないかと思います。
例えば私の場合、業界は医薬品から工業製品へ変わりました。
製品も違いますし、ルールも違います。
それでも、
- 品質に対する考え方
- 異常が起きたときの対応
- 原因を考える力
- 試験結果を見る力
- 文書を扱う経験
- 他部署との調整
など、共通して使える部分はあります。
仕事の内容が変わっても、仕事をするうえで身につけた考え方まで消えるわけではありません。
「前職と同じ仕事を探す」のではなく、
「前職で身につけた能力のうち、今の仕事で使えるものは何か」
と考えることが、未経験転職では重要なのだと思います。
⑤環境に適応するのが早い
未経験転職では、仕事そのものだけではなく、
- 人間関係
- 社内ルール
- 使用するシステム
- 仕事の進め方
- 業界特有の言葉
など、覚えることがたくさんあります。
そのため、最初から完璧に仕事をすることよりも、まず環境に慣れることが重要だと思います。
「この会社ではこういう考え方なんだ」
「この人にはこういう伝え方をした方がいいんだ」
「この仕事はこういう流れで進むんだ」
ということを少しずつ理解していく。
環境に適応できる人は、最初は仕事ができなくても徐々に力を発揮できるようになります。
未経験転職では、能力そのものよりも適応力が重要になる場面も多いのではないかと思います。
⑥自分から動く
未経験だからといって、ずっと指示を待っているだけではなかなか仕事を覚えられません。
もちろん、最初は教えてもらわないとできない仕事もあります。
しかし、ある程度分かってきたら、
「次は何をすればいいですか?」
だけではなく、
「次はこれをやっておきます」
と自分から動けるようになることが大切です。
分からないことを質問する。
教えてもらったことを実際にやってみる。
一度やった仕事を次は一人でできるようにする。
こうした小さな積み重ねが、未経験から仕事を覚える近道だと思います。
⑦分からないことを放置しない
個人的には、これがかなり重要だと思っています。
未経験の仕事では、分からないことが次から次へと出てきます。
そのたびに全部完璧に理解する必要はありません。
ただ、
「分からないけど、とりあえずそのまま」
を繰り返すのは危険です。
分からないことがあればメモしておく。
後で調べる。
先輩に確認する。
そして一度教えてもらったことは、できるだけ次から自分でできるようにする。
これを繰り返していけば、少しずつ「分からない」が「分かる」に変わっていきます。
未経験転職で最初から仕事ができる必要はありません。
昨日分からなかったことを、今日一つ分かるようにする。
それだけでも十分成長していると思います。
まとめ
今回は、未経験転職で通用する人の特徴について、自分自身の経験をもとに書いてみました。
個人的には、
- 分からないことを素直に聞く
- 前職のやり方に固執しない
- 素直に受け入れる
- 前職の経験を応用する
- 環境への適応が早い
- 自分から動く
- 分からないことを放置しない
このあたりが重要だと感じています。
未経験転職だからといって、前職の経験が無駄になるわけではありません。
むしろ、今まで経験してきた仕事の中には、新しい環境でも使える能力がたくさんあります。
ただし、それをそのまま持ち込むのではなく、新しい環境に合わせて使い方を変えることが大切なのだと思います。
私自身、転職してまだ3ヶ月ほどなので、まだまだ分からないことも多いです。
それでも、これまでの経験を活かしながら新しいことを覚えていくことで、少しずつ今の仕事にも慣れてきました。
未経験転職で最初から「仕事ができる人」になる必要はありません。
素直に学んで、考えて、行動する。
これができる人なら、未経験の仕事でも十分に通用するのではないかと、今のところ私は感じています。


コメント